2013年4月30日火曜日

NS_髑髏伊万里を作るまでは紆余曲折があった。そのうちの三点の原画を公開する。

いつもそうだけれど「NS_髑髏伊万里」を作るまでは紆余曲折があった。そのうちの三点の原画を公開する。江戸後期の伊万里の図案で気に入ったものだけをナイフで切ってコラージュした。一から描いてもいいのだけれど、古伊万里が持っている本物感を出すためには新しい絵柄を入れてはいけないと決め、当時の図案だけを再構成してみた。いわゆるコラージュだ。
A

B

C


































































生地の図案も、そうだけれど伊万里の図案も意匠権というものはさほど厳しくない。現実に生産現場の有田では陶磁器用の図案は安く売り買いされている。

2013年4月29日月曜日

ブランド創設15周年を迎える2013年春夏で活動休止することを宣言している「マスターマインド」のガンダムやベンツまで多数のコラボ戦略とは?


ブランド「マスターマインド」の創業者本間正章さんは、ヨウジヤマモトでの販売、セレクトショップのショップマネージャーを経て、1997年にマスターマインド ジャパン設立。

2001年パリの展示会に出展、インポートを開始。2004年よりパリでの展示会を単独で開催。これまでアディダスやゴヤールなど、数々のメーカーとコラボレーションしている。
































現在、LAはじめNY、ロンドン、アジア諸国などの海外高級セレクトショップにて取扱い。国内外のセレブリティやアスリート、ミュージシャン、俳優など熱烈なファンが多い。ブランド創設15周年を迎える2013年春夏で活動休止することを宣言している。
http://www.fashionsnap.com/inside/mastermind-japan-final/

ファッションビジネスは、相変わらず当たると大きい。それにしても商品カテゴリーを超えた世界のビッグブランドのコラボレーションはすごい。NSブランドの展開にとても参考になる。

マスターマインド×スワロフスキー・エレメント






















マスターマインド×ガンダム
































マスターマインド・ジャパンとヘインズのコラボインナー















ハイファッションブランドのロエベ(LOWEW)、タサキ(TASAKI)、アクアスキュータム(Aquascutum)などとのコラボレーション



















N.ハリウッド×ラグス マックレガー、チェット・ベイカーにインスパイアされたTシャツ

















シアター8×マスターマインド・ジャパン×ストーンズのトリプルコラボアイテム















シチズン×マスターマインド














マスターマインド×グローブトロッターの新作コラボトラベルケース















mastermind JAPAN x HUBLOT Big Bang Watch















mastermind Japan×Fillico Jewelry Water




















MASTERMIND JAPAN X CORE JEWELS




















Mastermind Japan x Converse


















SENSE Magazine x mastermind JAPAN




















マスターマインド・ジャパン×ベンツ















マスターマインド×ヤマハ×レッドバロン















mastermind JAPAN x ONE PIECE

2013年4月26日金曜日

五点の髑髏トートバッグのうち皆さんはどれが好きですか?制作は当社デザイナー清水淳子です。


NS_髑髏伊万里 ドクロイマリのトートバッグを制作中です。この五点の髑髏トートバッグのうち皆さんはどれが好きですか?制作は当社デザイナー清水淳子です。
髑髏トートバッグ_1

髑髏トートバッグ_2

髑髏トートバッグ_3

髑髏トートバッグ_4

髑髏トートバッグ_5





















































































































































清水淳子(しみずじゅんこ)

1986生まれ、多摩美術大学情報デザイン学科卒業後、WEBデザイナーとして勤務、
np広告学校にてブランドと生活者をつなぐためのストラテジー構築とクリエイティブを1年修行、
現在 WATER DESIGN にて、デザインの視点を軸に
既存の枠を超えた横断的な事業や商品流通を生むためのプロジェクトに携わる。

>>>http://graphic-recorder.blogspot.jp/


特技はイラストの講演録

2013年4月20日土曜日

[NS_Shadow++]では鮮やかな三色の重なり合いが複雑な多色の影を演出する理由。


RGBは色の表現法の一種で、赤 (Red)、緑 (Green)、青 (Blue) の三つの原色を混ぜて幅広い色を再現する加法混色の一種。RGBは三原色の頭文字である。液晶ディスプレイ、デジタルカメラなどで画像再現に使われている。

赤Rのサークルを見ると、G、B、Y、Mは赤と重なると色をなすのにシアンCと重なると白くなる。つまり赤RとシアンCは補色の関係にある。同様に緑Gの補色はマゼンタM、青Bの補色は黄色である事が分かる。















*印刷の三色分解にも、色のズレが発生し、意図的にそれをデザインとして扱うグラフィックデザイナーもいる。赤と緑が重なると黄色Yに、緑と青が重なるとシアンCに、青と赤が重なるとマゼンタMになる。そして赤、青、緑が重なると白になる。これを加色法と言う。
http://nsconcept.blogspot.jp/2013/04/nsshadow.html

2013年4月19日金曜日

フレデリック・モレルの世界観とDOLCE & GABBANA



DOLCE & GABBANA 2012‐13A/Wのタペストリー柄、隙間なく飾りたてられたデコラティブ・スタイルに女性なら陶酔するだろう。何層にも重ねた十二単のような「装飾過多」な世界に惹かれる女性は多い。















フレデリック・モレルの世界観もどこか似ている。アダムとイブ、エデンの園、失楽園、ヨハネの黙示録、ノアの方舟~など神話の世界をニードルポイントで作り出す。フレデリック・モレルのスカルと、骸骨も十分装飾過多できらびやかな世界。
































作品から受ける鮮烈な印象、妖しげな個性「妖しのインテリア」開催
http://nsconcept.blogspot.jp/2013/04/blog-post.html
開催概要 会場:スパイラルガーデン(スパイラル1F)
会期:2013年5月24日(金)~26日(日) 11:00~20:00
同時開催:NS_坂井直樹 展場所 : ルーチェTOYOKITCHEN STYLE
東京都港区南青山3-16-3



2013年4月17日水曜日

NS_CONCEPTの専用ブログでは、製品が完成するまでの失敗作や採用されなかった作品も、お披露目します。



















この[NS_CONCEPT]の専用ブログでは、製品が完成するまでの失敗作や採用されなかった製品も、お披露目していこうと考えています。完成品は髑髏の背景にシルバーを使ったのですが、この段階ではプラチナで髑髏の一部を描いています。よく見ると光の加減で螺鈿のように見えます。
















なお、この製品はプリントのように見えるかもしれませんが、すべて「染め付け」と言われる手描きで行っています。染め付けとは陶磁器の素地に呉須で下絵付けを施し,その上に透明な釉(うわぐすり)をかけて焼いたもの。青または紫色がかった青に発色する。

2013年4月15日月曜日

色の影を楽しむ照明器具[NS_Shadow++]を発表します。

































色の影を見ることは普通の生活に中には希だろう。この照明器具はオブジェクトの中にある直径5ミリ3WのRGB(赤R、緑G、青Bを光の三原色)のLED三個のみだ。あくまで主役は壁に広がる、チェックのような形状に広がった三色の色面の重なり合いだ。

































陰影礼賛では、影はいつもモノトーンと認識されているが、この[NS_Shadow++]では鮮やかな三色の重なり合いが複雑な多色の影を演出する。光の三原色は色素系(絵の具やインク等)の三原色とは違う。簡単に言えば赤、青、緑の絵の具を重ねると黒になってしまうのに対して光だと白になる。このカラフルな影が人の動きに合わせて微妙な変化をもたらす、そんな影を楽しむ照明器具を発表します。

日時 : 524[]25[]26[] 11:00~20:00
場所 : ルーチェTOYOKITCHEN STYLE 東京都港区南青山3-16-3
AD:坂井直樹 PD:中村寿考



2013年4月14日日曜日

今日は「NS_髑髏伊万里の皿」に続いて「NS_髑髏伊万里徳利とお猪口」の画像を追加してお知らせします。


今「NS_髑髏伊万里」シリーズは、プロの写真家による撮影の企画に入ったところです。この情報がグローバルに流れた時、EUの人は[NS_髑髏伊万里]を、どう見るんだろうか?米国の人はどう見るんだろうか?中国系の人はどう見るんだろうか?

















スカルは幸運をもたらす標しとされている国も世界にはかなりあると聞く。日本の「国芳のスカル」がそういう人にはどう写るんだろうか?とてもその反応は興味深い。














この[NS_髑髏伊万里]を制作した僕の衝動を考えると、未だ反体制の60年代の気分を僕は心の中に持って生きているのかもしれないと感じた。そう言えば日産Be-1もメジャーデザインへの反抗の態度を示した一種のサブカルだったのではないか?プロからの評価はさんざんだったけれど、一般のユーザの購買意欲は大いに刺激し、数週間で一万台は完売した。

2013年4月13日土曜日

作品から受ける鮮烈な印象、妖しげな個性「妖しのインテリア」開催


トーヨーキッチン&リビング株式会社(代表取締役社長 渡辺孝雄)は、2013年5月24日(金)-26日(日)の3日間、表参道のスパイラルガーデンにて展覧会「妖しのインテリア」を開催します。ミニマルからデコラティブに移行しつつあるインテリアトレンド。心の内面や、外へのメッセージを、ストレートに表現する作家が世界で台頭してきました。常識や合議とは無縁な、作家個人の魂が込められた作品は、面妖にさえ感じる美しさを放ちます。















トーヨーキッチンスタイルのディレクションを行なう代表取締役社長 渡辺孝雄が出会った2組の作家、Fredrerique & Morrel(フレデリック・モレル)、そしBokja(ボクジャ)。親交を深める中で今回の展覧会を開催する運びとなりました。2組の作家による日本初公開の新作を一同に発表します。作品から受ける鮮烈な印象、妖しげな個性。 トーヨーキッチン&リビングは、 インテリアの世界にこの妖しさが、一つの方向性を示唆して行くと考えています。

同時に別会場、ルーチェ・トーヨーキッチンスタイルにてWATER DESIGN 坂井直樹による[NS_髑髏伊万里]や照明器具[NS_Shadow++]などを展示します。


「妖しのインテリア」開催概要
会場:スパイラルガーデン(スパイラル1F) http://www.spiral.co.jp
会期:2013年5月24日(金)~26日(日) 11:00~20:00
住所:〒107-0062 東京都港区南青山5丁目6番23号
東京メトロ表参道駅(銀座線・千代田線・半蔵門線)B1、B3出口すぐ

別会場 ルーチェ・トーヨーキッチンスタイルにてWATER DESIGN坂井直樹氏による作品を展示発表
会場:ルーチェ・トーヨーキッチンスタイル http://www.toyokitchen.co.jp/luce_sr/
会期:2013年5月24日(金)~
住所:東京都港区南青山5-5-20 tel 03-6419-1040 11:00~19:00(水曜定休)
2013年3月 株式会社ハウ
































FREDERIQUE MORREL(フレデリック・モレル)
パリでスタートしたアバンギャルドなインテリアブランド。アーティストであるフレデリックは、亡くなった祖母が得意だったニードルポイント刺繍*への思いをきっかけに創作活動を始め、アダムとイヴ、エデンの園、失楽園やノアの方舟といった神話的な要素にインスピレーションを受け、スピリチャルな美意識で作品を発表し続けています。

*ニードルポイント刺繍:キャンパス生地全体にウールの糸で刺繍を施す技法。仕上がりはまるで織物のような印象。ウール糸を使用することから、タペストリーとして装飾に用いられるだけでなく、室内の温度調整の役割も果たす実用性も兼ね備えています。




















BOKJA(ボクジャ)
地中海に面するレバノンの首都、ベイルートに拠点を置くHoda Baroudi(ホダ・バロウディ) と、Maria Hibri(マリア・ヒブリ)による才能豊かなデザインデュオ。2000年に創設され、キリムなどの伝統的工芸に尊敬と情熱を注いできました。叙情的な色づかいが美しく、ハンドメイドならではの、クラフトマンシップを感じる、高い芸術性を持った作品を生み出しています。

http://www.toyokitchen.co.jp/


久しぶりに、NSのシリーズ作品第二弾[NS_髑髏伊万里]を展示します。このブログをご覧の方も、ぜひ見に来てください。


このNS_CONCEPTのブログは坂井直樹の展開するNSブランド関連の専用にしてあります。

久しぶりに、NS作品「NS_髑髏伊万里」を展示します。展示会の直前まで進捗を詳細にお知らせします。このブログをご覧の方も、ぜひ見に来てください。
日時 : 5月24日[金]・25日[土]・26日[日] 11:00~20:00
場所 : ルーチェTOYOKITCHEN STYLE 東京都港区南青山5-5-20

ルーチェでは、WATER DESIGN 坂井直樹による お皿・照明などを展示・販売します。会場からすぐのスパイラル1階のスパイラルガーデンでもTOYO KITCHEN STYLE展覧会「妖しのインテリア」を同時開催しています。Fredrerique&MorrelとBokjaの新作を一同に発表されるそうなので、どうぞ併せてご覧下さい。

NS_髑髏伊万里 ドクロイマリ/WATER DESIGN 坂井直樹/制作協力:トミタジュン、有田製窯株式会社















[NS_髑髏伊万里]僕は19才の京都芸大の学生の時に、入れ墨のTシャツを作成した。つまりエレガントなファッションの世界にアウトローの身体の文様を投げ込んだわけだ。なぜかバウハウス的なデザインに飽き足らずストリート・デザインを混ぜていたずらを仕掛けたくなる。

グッドデザインも良いが、時にはバッドデザインも市場にあっても良いのでは無いか?そんな気持ちを伊万里に投影してみた。

ストーリーは、江戸の入れ墨師が伊万里の里にたどり着き、伊万里の陶工に出会ったと夢想してみた。きっと彼らは意気投合し、陶磁器を作ったはずだ。世界中にスカルが流行しているが、和のスカルはなぜ出てこないのだろう?しかも日本画、あるいは浮世絵のスカル。ともあれ悪戯を楽しんで頂ければ良い。






























*髑髏伊万里は浮世絵師の歌川国芳作の「相馬の古内裏」はヨーロッパの医学書の骨格図に基づいた非常にリアルな骸骨は、それまでの浮世絵にはない迫力があり、国芳の傑作の一つだ。水木しげるが描いた「がしゃどくろ」の姿も、これが基になっている。国芳の絵は荒々しいモノが多い、江戸後期からの入れ墨の原画の大半は国芳の描いた絵にたどり着く。